時として合唱に心奪われたりしませんか?特に未完成な子ども達の歌声に。

私も授業や学校行事を通じて合唱に参加してきました。思春期には、皆で歌うなど“ダサイ”と口を開かない友人もいる中で、積極的に声を出してきました。おかげで合唱テストが行われた高校一年一学期の音楽の成績は、10段階中8の好成績。ダサイ事を承知で言えば、青春の一瞬の輝きを楽しんでいたのです。しかし、二学期に行われた独唱テストの結果、成績はまさかの4まで下がりました。皆の輝きに身を隠し、自分の力を勘違いしていた苦い思い出ですが、皆の力を借りながら何かを作り上げる楽しみを再確認した思い出でもあります。

5月21日のオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」には南信地域の高校生80人がコーラスとして参加します。本番に向け、一人ひとりが真剣に練習に励んでいます。一流の音楽家たちとの共演でどんな力を発揮するのか。是非、彼らの放つ輝きを楽しみの一つにご来場いただければ嬉しいです。

長野県伊那文化会館 事業課 町田 弘行